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開業準備「虎の巻」開業チェックポイント
開業に向けて準備の各段階で、
押さえておくべきポイントとアドバイス
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患者が来たくなる設計施工
ポイントその6〜良い設計を導くポイント
雇用形態について
ポイント1〜5までで、医院の設計で注意すべき基本的な点をまとめてみました。ですが、患者の方々が繰り返し来院してくれる医院を設計するには、これでもまだ足りません。
実は一番重要なポイントが抜けています。それは何でしょう?
それは、設計士との信頼関係です。
設計とは、依頼主と設計士とのコミュニケーションなしには成り立ちません。なぜなら、設計士がどんなに素晴らしい腕を持っていたとしても、その力は依頼主の夢をかなえるためにあるからです。設計士の力は、依頼主の夢があってこそ形になります。 依頼主によって考え方はさまざまです。譲れる部分やこだわりを持ちたい部分も当然あるでしょう。 設計士との打ち合わせを重ねることにより、そういったものが言葉となり、形となり、少しずつ結晶化していきます。ご自身の医院開業に対する情熱が設計士に伝わり、設計士がその情熱を汲み取り、医院設計に反映していくことで、ご自身が自信を持って患者様と向き合えるすばらしい空間ができあがっていくことでしょう。 最後に簡単なチェック項目を挙げておきます。
- 設計士にご自身の希望をしっかり伝えていますか?
- 設計士の答えに満足していますか?
- 医院設計はご自身と設計士の共同作業です。コミュニケーションは十分にとれていますか?
- ご自身の診察スタイルに合った動線、部屋の配置は行われていますか?
- ご自身のコンセプトは十分に反映されていますか?
- 患者様にとって安心できる空間、環境が整っていますか?