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開業準備「虎の巻」開業チェックポイント
開業に向けて準備の各段階で、
押さえておくべきポイントとアドバイス
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患者が来たくなる設計施工
ポイントその2〜印象アップに欠かせない3つのポイント
患者にとってベストな空間とは?
では、患者にとってベストな空間とはいったい、どんなものなのでしょう?
これはケースバイケースです。診療科目によっても大幅に変わってくるでしょうし、受診患者の男女比や年齢構成、それに開業場所によっても異なってくるでしょう。
ですが、どんな場合でも必ず押さえておきたいポイントが3つあります。
- 待合室の雰囲気について
待合室の雰囲気は、上に書いたような受診患者の男女比や年齢構成によって、アットホームな雰囲気、カフェのようなモダンな雰囲気、パステル調で穏やかな雰囲気などといった風に考えていきます。また小児科では、待合室にキッズコーナーを設けて、親御さんなどが気を使わずに診療までの間を過ごすことができるようにすることも大切です。 - バリアフリー化について
バリアフリー化については、施設やエントランスに段差を設けないことはもちろんですが、加えて、各所に手摺を設置したりすることも重要です。また、車椅子対応の場合には通路幅の確保や床材の工夫も合わせて考えましょう。 - トイレの仕様について
トイレは特に女性患者にとって気になる点です。 トイレや洗面台の印象が悪いと女性患者のリピート率が落ちることがあるようです。だからといってトイレに特にお金をかけるわけではなく、落ち着ける配色、ウォシュレットの完備、清潔感の感じられる洗面台やミラーなどを付け加えるだけで大きな効果があります。またベビーベッド、チェアー、手摺を取り付けておけば、更に患者にとって使いやすい空間となるでしょう。