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病院からの紹介・連携を期待して開業した2つの内科クリニック
〜「専門性高い医療の提供」と「クリニックのファン」づくり

Cクリニックの院長は、オペ実績も数多く技術面では絶対的な自信をもっています。一方Dクリニックの院長は、「患者が望む診療所」「病院が望む診療所」の機能について考えをまとめて開業しました!
2人の先生ともに、方針をきちんと固めてのスタートでしたが、なぜでしょうか、3年後の経営状況は大きな開きとなる結果となりました。

前編でご紹介するのは2つのクリニックの3年間の経営状況を表した表です。後編で2つの表を並べて比較してみますので、まずは1クリニックずつの数値をざっとご覧ください。 何かお気づきの点、おや!?と思う点はありますか?

page1 2つのクリニックの経営状況・数値を紐解くと・・。
page2 収入=患者さんの確保。そのための戦略

2つのクリニックの経営状況・数値を紐解くと・・。

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C内科クリニックは都下私鉄駅から徒歩で15分ほどの住宅地入口に開業した消化器内科のクリニックです。
開業地はC院長が長年勤務した大学病院からもそう遠くないロケーションにあり、駅からのルートには競合医院があるものの、病院からの患者紹介もある程度期待して決めたものでした。なお調剤薬局が近隣にないため、当初より院内調剤での運営となりました。

C院長は勤務病院で内視鏡下のオペの実績も数多く、診療技術的な面では絶対的な自信を持っていました。また開業はその専門技術を生かして地域の患者さんのため待ち時間の少ない診療の実現を目指したものでもあり、さらに元勤務先病院からは外来のオーバーフローが伝えられていたことから、逆紹介を積極的に受ける専門性の高いクリニックとして運営していく予定でした。

開業時期を患者さんの増える秋に設定し、満を持しての開業でしたが、その後患者数はなかなか思うように増えないまま推移することとなりました。

■経営数値 (金額単位:千円)

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◆開業3年後の可処分所得

収支で最も重要な「収入」が不足したため(経営数値A「医業収入」)、以降の経営数値はどうしても厳しくならざるを得ません。額は縮小したものの2年目まで所得の赤字が続き(経営数値M「事業所得」)、当然可処分所得もマイナスとなりました。

「満足度調査」をきっかけに自院の方針を再度定めて丁寧な診療を心掛けた効果もあり、3年目は累積赤字をだいぶ解消して可処分所得も何とか400万円を確保できましたが、来院数の伸び悩みに自信を失いつつ、さらに資金繰りの上でも不安な2年間を過ごしたC院長でした。


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Dクリニックは、都下地下鉄駅からバスで約10分の地域に開業したクリニックです。D院長は、大学病院を皮切りに各地で様々な病院・診療所で外来をこなしてきた経験を持ち、そこから「患者が望む診療所」がどのようなものか、さらに「病院が望む診療所」がどのような機能をもっているかについて、自分なりの考えを固めた上で開業に踏み切りました。

◆開業後の推移

風邪や花粉症の時期に合わせて開業したDクリニックは当初より患者さんを集め、患者数は5ヵ月目の平均で既に一日40人を超えて推移しました。

■経営数値 (金額単位:千円)

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◆開業3年後の可処分所得

開業から順調に患者数を増やし、収入(経営数値A「医業収入」)も上げていった結果、 人件費やリース料など固定費(経営数値L「固定費」)は決して低くなかったものの利益(経営数値M「事業所得」)はしっかり計上でき、可処分所得も初年から1000万円を超える額を確保することができました。

さらに3年後には一日患者数も80名を超えるようになり、可処分所得は2800万円と開業前の目標値を大幅に超え、地域に根ざした存在感のあるクリニックとして認知されるようになりました。

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