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開業準備「虎の巻」開業チェックポイント

開業に向けて準備の各段階で、
押さえておくべきポイントとアドバイス

FILE 004

医療機器導入検討のポイント

ポイントその3〜検討例(1) 検査実施件数から考える〜内視鏡機器

どんな検査機器を導入するにせよ、実際にどれくらいの件数の検査を実施するのかシミュレートしてみると、コスト管理がしやすくなります。

(例)消化器系が専門の場合

消化器系が専門であれば胃、大腸ファイバー機器を導入することになりますが、1人の患者にかかる時間と要員を考慮し、原価率を視野に入れ、月20件程度実施することを前提にします。
紹介患者、予約患者の胃内視鏡検査(1,140点)の実施には、

  • 看護師からの検査説明と同意
  • 看護師の投薬医師の前処置
  • 検査実施
  • ベッドでの休息時間

を考慮すると、約1時間はその患者のために検査室を確保しておく必要があります。
実際に医師が検査を実施する時間は、前処置、検査、(必要ならば)生検の約10〜15分です。
看護師の時給(例えば2,000円)、検査料の差益と前投薬等の薬の価格、内視鏡検査後の消毒等の費用を除いて、1件8,000円と仮定します。毎週2日、1日3件の6件×4週=24件行うとして、月当たり192,000円、約20万円として、年間240万円、専門医以外では月10件程度としても年間100万円となります。
この想定から逆算して、購入の場合の償却期間やリース期間の設定をします。

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