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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法

クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは

FILE 018

PRが成功したドクター 2 嘉藤先生のケース
ニッチな領域で勝負する

上手にPRをしているドクターの二人目は、痛風・高尿酸血症の専門医として痛風患者の駆け込み寺になっているクリニックを開業する嘉藤先生(仮名)です。
今では尿酸値を下げる薬もあり、それほど治療が難しくないと言われている痛風・高尿酸血症という分野でプロフェッショナルになった狙いはなんだったのでしょうか。

クリニックの価値を高めるための戦略法

繰り返す痛風発作の患者を前に

嘉藤先生が痛風の治療に向き合うようになったのは、ある患者さんとの出会いがきっかけでした。
当時、市立病院の勤務医だった嘉藤先生。その日は当直で、救急患者に対応していました。日付も変ろうかというころ、30代の男性が担ぎ込まれてきたのです。右足の親指の付け根が真っ赤に腫れ、痛みを訴えていました。痛風発作でした。
嘉藤先生は、すぐに痛みと発作を抑える薬を処方し、痛みが取れたら、来院して、きちんと検査をするようにと伝え、1週間先の予約を取って帰ってもらいました。
ところが1週間後、その男性は診察に来なかったのです。

それから1年後、外来にその男性がやって来ました。また痛風発作でした。
「あの時、なぜきちんと検査に来なかったんですか? これまで健診で尿酸値が高いって言われていませんでしたか?」という嘉藤先生に、「いつもC判定でしたが、放っておいても別にどうってことなかったし……。それに前のときももらった薬ですぐに痛みも引いたので……」と頭を掻き掻き答えます。

それから嘉藤先生は痛風と高尿酸血症を治療しないとどうなるかを、一生懸命男性に説明しました。診察後、男性は「先生、今度は痛みが取れたら、絶対に検査に来ますから」と言って帰っていきました。

が、やはりその男性は次の診察に来ることはありませんでした。
そして8カ月後、その男性は、また痛風発作で病院にやってきたのです。

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