- 読んでよかった! 開業指南塾
- 開業に関する欠かせない情報が満載
広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
FILE 014
患者さんにホームページを見つけてもらうには?
イメージ通りのホームページが出来上がったら、次はどれだけホームページの内容を充実させられるかです。
定期的に患者さんに診てもらえるホームページにするためにはどうすればいいか、考えていきましょう。
患者さんが欲しがる情報を提供できるか
FILE011で、心臓内科医であるG医師がオタク度満載なブログを書いて、患者さん獲得に成功した事例を紹介しました。
現在、インターネットの発達にともない、医学の素人であっても、やる気と根気さえあれば、最新の医療情報や論文を探し出せるようになっています。
かくいう私も、身内に癌が見つかったとき、ネットを通じて、積極的にセカンドオピニオンを受け付けてくれる病院はどこか、標準治療は何か、その治療にはどんなメリット・デメリットがあるか、各病院の該当する術式での手術数、最新治療についての論文などを調べました。
その結果、当時(6年前)、手術数を公開している大学病院はそれほどなく、ましてや術式ごとの手術数を公開している病院は数えるほどしかないということ、また、病院によって治療方針がかなり違うということがわかり、セカンドオピニオンの際には、それを踏まえて質問をすることができました。
現代は、ネットがあれば、これだけの情報を、それもほぼ一次資料で、自宅にいて調べることができるのです。
もちろん、素人が調べることですから勘違いもあるでしょうが、20年前では考えられなかったほど、患者さんは自分で勉強できるようになったということを、医師も肝に銘じておきましょう。
つまり、どこかで見たような情報ばかりをきれいに並べただけのホームページでは、クリニックのPRにはまったく役に立たない、ということです。