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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
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注目されるSNS、ホームページとは?
クリニックの存在を如何にして広く知らしめるか。
難題にして、重要なこの課題にどのように取り組んでいったらいいか、考えていきましょう。
"バズらせる"のではなく、信頼を得る
とある団体が自分たちの主義主張を、SNSを使って広めるため、炎上まがいの書き込みを続けたという新聞記事がありました。
この団体は、賛同者を募るために、「本来はバズらせたかったのだが、とても難しかったので炎上させて、注目させた」そうです。
バズらせるとは、SNSのシェア数を急激に増やすための仕掛け――目につく見出しや共感を呼ぶ話題――を使って、商品やサービスなどをPRすることです。
一方、「炎上」というのは、ネット上に不用意な発言や失言をしたことで、非難や誹謗中傷の嵐に巻き込まれることです。
まったく違うことですが、注目されるという意味で、この団体ではあえて炎上させたというのです。つまり、意識的に「バズらせる」ことは、大変に難しいということがおわかりいただけるでしょう。
なぜ、私がこんなことを書いているかというと、近ごろは「能動的にバズらせる方法」などという甘言がネット上に飛び交っていますが、そんなことが本当にできれば、PR会社など不要になるということ。それが難しいから、プロがいるということをわかっていただきたいのです。
先生方がSNSやホームページを始めたからといって、すぐにシェアやページビューが増えるとは思わないでください。そして、いくら頑張ってもシェアやページビューが増えないからと発信を止めることはしないでほしいのです。
先生方が情報を発信している相手は、患者さんや、将来、患者さんになってくれるかもしれない方たちです。シェア数やページビュー数を近視眼的に追うのではなく、まずは信頼されるための書き込み、発言を続けてください。