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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
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見た目ばかりがよくてもダメ!伝わるホームページの作り方
2回にわたりSNS、ホームページ、院内新聞など、それぞれの情報発信ツールの特性と、世間で注目されるための方法をご紹介しましたが、今回はホームページについて、もう少し掘り下げてみましょう。
イメージ通りに作るための準備
ホームページはクリニックの顔となるものです。 前に、「イメージを言語化できるようにする」ことが大切であるとお話ししました。とはいえ、言語化は簡単にできるものではありません。
日頃から言葉を扱う編集者でも、デザイナーと打合せする場合は、いろいろなデザインサンプルを用意します。そうでないと、説明に時間ばかりかかって、結果、全然違うものが出来てきた、なんてことになってしまうからです。
自分のイメージを説明するときに、よく「○○な感じ」と言ったりしますが、あなたが思い浮かべるものと相手が思い浮かべるものがぴったり一致するなんてことは、ほとんどないと思ってください。
たとえば、「シンプルなデザインにしてください」と依頼したとしましょう。
一口に「シンプル」と言っても、感じ方は人それぞれです。
無駄な線がない、文字に枠囲みはしない、色はあまり使わない・・・など、シンプルなデザインを依頼するにも細かい指示が必要です。
けれども、こうした要求を言語化するのは難しいですから、実際のホームページを見せて説明するのがいちばんなのです。まずはいろいろなクリニックのホームページを見て、自分が好きなデザインの傾向を知ることから始めましょう。
- その上で、
- イメージするカラー
- クリニック名の文字デザイン――どんな書体がいいか、丸みがある文字、硬いイメージの文字を使う、昔風の文字がいいか・・・
- クリニックのマーク――これは絶対に必要ではありません。クリニック名をデザインして、いわゆる「ロゴ」にすることもできます
- トップページの見せ方――情報をたくさん載せたいか、それとも入り口としてスッキリと見せるか・・・
- など、ホームページの方向性をデザイナーと摺り合わせて、確定していきます。
ここまで決まれば、あとは出来てきたデザインに対して、要望を追加していけばいいのです。
そして、デザインは必ず複数案作ってもらいましょう。その中から自分のイメージに一番合うものを選ぶ、またはA案の文字とB案の色というように、デザインを合体するなどして、理想のホームページに近づけていきましょう。