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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
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口コミで広げるための準備
院長もブランディングする?!
キャリアの棚卸をして、ご自分の強みと志を明らかにし、それをクリニックの売りにして、明確にクリニックのブランディングをする。――
私がこれまで何度もお話ししてきたことですが、ブランディングがうまくいけば、患者さんに何を訴えていけばいいかがはっきりします。
訴えることが明確になったら、次は誰に訴えるか、です。
G医師や以前紹介した内視鏡専門医のC医師のように、専門がはっきりしている場合は、その専門性を前面に打ち出すとブランディングしやすいと言えます。
とはいえC医師のように、専門性ばかりで、治療内容や患者さんへの対応がおざなりであれば、せっかくの専門性を活かせずに終わってしまいますので、注意が必要です。
クリニックを開業するということは、自分の専門分野だけをやっていればいいというわけではありません。
ご自身がクリニックの顔、看板になるのですから、患者さんに「○○先生に診てもらいたいから、ここに来る」と言ってもらえるクリニックにしなければなりません。
そうです。先生ご自身のブランディングも必要になるのです。
- 1.医師としての先生の腕(医者としての技量)
- 2.先生の人間性(患者さんやスタッフへの接し方)
- 3.スタッフの質(いつもどんな患者さんにも丁寧に応対できる)
当たり前のことですが。この3つがそろえば、口コミで患者さんはやってくるでしょう。まずは、この3点を網羅できるよう、ご自身をブランディングしてみてください。
人は元気なときには病院には来ません。弱って、助けが必要なときに来院するのですから、医者として、常に平らかで、親切に、真摯に患者さんに向き合えるかどうかはとても重要なことです。
同じことはスタッフにも求められます。つまりスタッフを採用するときにも、ブランディングは大切だということがおわかりいただけるでしょう。
- 口コミで評判になるようなクリニックにするためには、
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- 1.しっかりとしたブランディング(クリニック、院長自身ともに)
- 2.自分の考えに合致したスタッフを採用する
- 3.クリニックの雰囲気作り(内装や家具、ロゴなど)
- 4.ブランディングに合致したホームページ
- 最低でもこれだけの準備が必要となるのです。
- 次回は、ホームページを作る際の注意点についてご紹介します。
(エディター・キャリアコンサルタント:内田朋恵)