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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
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口コミで広げるための準備
- 前回は、ブログやSNSを利用して上手にクリニックをPRしていく方法を紹介しました。今回はPRの中でも一番強力な「口コミ」について考えてみましょう。
クリニックのブランディングを明確に
前回、オタク度全開のブログが患者さんに受け入れられて成功したG医師の事例をご紹介しました。そこで、なぜG医師が成功したかを考えてみましょう。
G医師は、心臓内科医としてのご自分のキャリアを活かして、クリニックをブランディングしました。間口の広い「内科クリニック」にはせず、あえて「ハートクリニック」と心臓内科専門クリニックにしたのは、ブランディングの結果です。
次に、ブログを使ってご自分のこれまでの臨床結果をわかりやすく発表していったことで、近隣の患者さんのみならず、他県からも多くの患者さんを集めることができました。
そして、「心臓病を再発させない」をモットーに、投薬だけでなく、リハビリ、運動、食事指導と、生活全般にわたる丁寧な指導を心がけたことで、多くの患者さんの心をつかみ、口コミで評判となっていったのです。今では患者さんが知り合いを紹介してくれる、というよい循環が出来上がりました。
その結果、クリニック経営4年にして開業資金もすべて返済し終えるほど、人気のクリニックとなったのです。
「どんなクリニックにしたいか」「何をクリニックの売りにしていくか」を、自身ではっきりと決めることが、いかに重要かということがおわかりいただけたでしょうか。