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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法
クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは
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クリニックの価値とは何か
医者を目指したときの初心を忘れずに!
青臭い話ですが、みなさんはなぜ医者になろうと思ったのですか?
いまさらそんなことを思い出して何になる、と考える方が多いでしょうが、実はこの青臭いことこそが、クリニック成功の鍵だったりするのです。
大企業を中心に、ビジネスパーソンが自分のキャリアを見つめ直す研修が本格的に始まりました。
これからの時代、一生同じ会社に勤め続けることができる恵まれた人は、ほんの一握りしかいないでしょう。 会社がなくなるかもしれないし、AI化が進み、自分が担当していた仕事がなくなるかもしれません。 だからこそどんなキャリアラダーを登って行きたいかを常に考え、自己研鑽を積んでいかなければなりません。 つまり、キャリア研修は、将来に備えた準備の一つなのです。
同じことがドクターにも言えます。
なぜ、医者になりたいと思ったのか。
どんな医者になりたかったのか。
目指す理想の医療はなんだったのか。
クリニック開業を考えるなら、こうした振り返りをやっておいて絶対に損はありません。
私がおつきあいしてきた「成功したドクター」は全員、自身でキャリアの振り返りを行っており、はっきりとした「志」をお持ちでした。
ですから、私がほんの少しPRのお手伝いをしただけで、クリニック経営が軌道にのっていったのです。
クリニックの物件が決まってしまってからでは、こんなことをやる時間も気持の余裕もないでしょう。
開業を考え始めたいまだからこそ、自分のキャリアを見つめなおし、志を新たにしていただきたいのです。
開業準備が始まってしまったというドクターも、一度立ち止まって、ご自分が理想とするクリニックについて考えてみてください。
一見回り道に見えることが、実は成功のいちばんの近道だったりします。
もう一度、医者になるときに打ち立てた「志」をしっかりと立て直せれば、それが他のクリニックとの明確な差別化につながっていきます。
次回から、4回にわたって、自分を見つめなおす、「医者としての棚卸し」を一緒にしていきましょう。
(エディター・キャリアコンサルタント:内田朋恵)