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開業準備「虎の巻」開業チェックポイント
開業に向けて準備の各段階で、
押さえておくべきポイントとアドバイス
ポイントその4〜物件チェックのポイント/物件
肝心の物件を見る際には、具体的にどんな点に気をつけたら良いのでしょうか?
開業して医療サービスを提供するのにふさわしい物件とはどんなものか?
その主なチェックポイントは以下の通り。
1.スタイル | 駅周辺の物件などの場合、最寄り駅からの距離や、その駅の規模、駅から物件までの道が使いやすいか(例えば雨の日でも傘がいらないか)などを見ます。 |
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2.広さ | 動線とは、人や車の動きをトレースしたものです。当然、動線に沿った場所であれば、人の目にも触れやすく、有利です。 |
3.出入り口 | 物件の前の道がどうなっているのかも重要です。一方通行ではないか、生活道路として使われているか、道幅は十分か、反対車線からのアクセスはしやすいか、歩行者が安全に歩けるか、などについてチェックしてください。 |
4.階数 | 遠くからでも分かりやすい場所だと、看板なども目に付きやすくなります。 |
5.テナント | 夜間照明の有無など、安心して患者さんが来院できる場所かどうか調べましょう。 |
6.エレベーター | 周りにどんな施設があるのかは大事です。ショッピングセンターなどの人が集まる施設があるか、逆に騒音や振動、悪臭などが発生しないかなど、医療機関にふさわしい環境かどうか、慎重に見てください。 |
7.電源 | 診療科目によって必要となる大型検査機器へ対応できる容量の電源が設置されているか(単層200Vの引込がなされているかどうか)見て下さい。 |
8.天井までの高さ | 床から天井までの高さは十分でしょうか?最低でも2,400mm、天井走行式X線装置を設置する予定があるのならば2,700mmは欲しいところです。 |
9.天井裏と床下 | 水周り(トイレや洗面、流しなど)の増設をする場合に床下工事ができるのかどうか?空調や照明、各種配管工事が必要な場合、天井裏の工事ができるのかどうか?確認してください。 |
10.耐加重構造 | レントゲン機器やウォーターベッド設置を検討する場合には、平米加重300kg以上を確認してください。 |
11.看板 | 外部に看板設置が可能かどうかでアピール度に大きな差が出ますので、確認が必要です。 |
12.工事確認 | 工事が必要な場合、期間中他のテナントに迷惑にならないかも事前の確認が必要です。 |
以上の各ポイントをまとめたチェックシート1はこちらです。実際に活用してみましょう。
こういったチェックをすることで、第一印象からだけでは分からない物件の姿が少しずつ見えてくると思います。