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開業後の知識医療法人化のメリット・デメリット
the医院開業サイトの医療法人化のメリット・デメリット解説ページ。医療法人化には節税効果や分院展開または事業承継が簡便などのメリットがある一方、医療法人化維持コストの増大や配当不可などのデメリットもあります。ここではより詳細に解説していきます。
医療法人化のメリットとデメリットを考える
- 医院を開業し軌道に乗ってくると、顧問税理士や周りの先輩医師などから
- 節税のために医療法人成りしたほうがいいよ
- 事業承継をスムーズにするために医療法人を設立したほうがいいよ
- そこで以下に医療法人化のメリットとデメリットを簡単に解説します。
医療法人化のメリットとデメリット
メリット
- (1)
- 節税
- (2)
- 退職金 (注1)
- (3)
- 各種経費の損金算入
- (4)
- 支払い保険料の損金算入
- (5)
- 事業承継が簡便
- (6)
- 分院展開が容易
- (7)
- 介護事業の運営などの多角化が容易
- 注1)
- 退職金は分離課税であり、理事長等の報酬とは別に課税。また退職所得控除制度があり、税法上メリットが多い。
デメリット
- (1)
- 可処分所得の減少
- (2)
- 資金を自由に使用不可
- (3)
- 法人維持の管理コストの増加 (注2)
- (4)
- 配当不可 (注3)
- (5)
- 投資の制限
- 注2)
- 社会保険料の負担や都道府県への決算の届出などのコストが増大する。
- 注3)
- 平成19年4月1日以後に設立された医療法人はすべて解散時に配当はなしとなる
医療法人化を検討したほうがよいタイミング
- 診療所の社会的信用を高めたい
- 事業承継したい
- 介護事業や分院展開をしたい
- 毎年の事業所得が高額
医療法人化に踏み切れない主な理由
- 医療法人化する理由やメリットが不明瞭
- メリットやデメリットが整理しきれない
- 医業に詳しくない税理士が医療法人化を先送り、または顧問税理士の動きが悪い
- 具体的な効果を計る数字が見えない など
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