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コロナ禍でもスタッフが辞めないクリニックの秘密
コロナパンデミック下、多くの病院スタッフがメンタルの疲弊に苦しんでいます。
経営者である院長も受診控えからくる経営問題、スタッフの安全確保、メンタルサポートと対応しなければならないことが山積しています。
こうした状況で、クリニックにはどんな制度が必要でしょうか。
EPISODE 00
コロナパンデミック下、スタッフのメンタルは限界です
昨春から始まったコロナウイルス感染症のパンデミック。
コロナ患者を受け入れている病院スタッフはもちろんですが、地域のクリニックや診療所のスタッフだって、無症状のコロナ患者さんが来院する恐怖と闘いながら日々を過ごしています。
そのうえ、受診控えから昨夏のボーナスをカットされたり、給料を減らされたり、はたまた非正規のスタッフは雇い止めにあったり。
こうした状況下、コロナ感染の恐怖とクリニックの経営危機の両面から心的ストレスを受けている病院関係者は少なくないでしょう。
一方、経営者である院長だって、受診控えからくる経営問題とコロナ感染症の最前線で働いてもらうためのスタッフの安全確保、メンタルサポートには頭を悩ませている事でしょう。
そんな状態だからこそ、院長とスタッフが一丸となって、コロナ危機を乗り越えていかなければなりませんし、そのためにはスタッフの協力は欠かせません。
気持ちよくスタッフに働いてもらうために、クリニックの労務管理や人事制度はどうすればいいのでしょうか。
とはいえ、小さなクリニックにガチガチの制度を導入すると、かえってスタッフもドクターも、自分の首を絞めることになりかねません。
スタッフが働き続けたいと思えるクリニックとは、どんなクリニックでしょうか。
職場環境、給料、人間関係、労働時間、お休みの取りやすさなど、診療所の規模によっては、人事制度や評価制度は必要ない場合もあります。
特にコロナ禍でスタッフが疲弊していくなか、少しでも長く働いてもらうために、クリニックにはどんな制度が必要なのでしょうか。
モデルケースを紹介しながら、労務管理について考えていきます。
(2021年7月 the医院開業事務局)