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これから開業するならどんな形がいい?
コロナ後、社会は変化し患者さんが医療に求めるものも変わりました。
院内のICT化が進むなか、どのような形の開業がいいでしょうか。
EPISODE 00
コロナ後の開業、患者さんのニーズはどのように変わった?
2023年4月、コロナ感染症はまだ完全には終息していませんが、社会はすでに「Withコロナ」を前提に動き始めています。
政府は2月、マスク着用に対しての新たな考え方を発表。*1 GW明けからはコロナ感染症が5類に移行するなど、日本でもコロナ収束モードになりつつあります。
そしてドクターの開業マインドは、コロナ禍でも変化することはありませんでしたが、患者さんの受診マインドは、なかなかコロナ前には戻らないようです。
実際、「もうコロナ前には戻れない」と考えるドクターは多く、新しく開業するなら、換気や隔離室の確保はもちろんのこと、予約システム、自動精算機といったIT機器はマストアイテムになっています。
加えて、コロナ前には一般的でなかったオンライン診療がすっかり定着し、いまやオンライン診療専門クリニックまで登場しています。
これから日本は人口減少の時代に本格的に突入します。2022年の出生数が80万人を割ったことは驚きでしたが、人口減少のスピードはますます加速すると予想され、このままでは日本が誇る医療保険制度の維持も困難になってくるでしょう。
そんななかで開業するには、クリニックにも知恵と工夫が必要です。
この3年間ですっかり変わった患者さんのニーズを吸い上げ、生き残れるクリニックになるための方策を確認していきます。
(2023年4月 the医院開業事務局)