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準備不足の開業!リカバリー大作戦
新規開業のスタートダッシュに残念ながら失敗した院長が経営を軌道にのせるまでの3カ月間の奮闘ぶりをご紹介します。
EPISODE 0
開業時のスタートダッシュに失敗した場合、リカバリーは可能か?
勤務をしながら開業準備をするドクターが多いためか、余裕を持って開業できる人はなかなかいません。
ハード面(クリニックの内装施行、医療器具の導入など)は、業者がリードしてくれるため、うっかり!は少ないのですが、スタッフの採用、HPの作成、開業告知といったソフト面は、専門のコンサルタントがついていても準備不足になりがちです。
スタートダッシュに失敗した院長が経営を軌道にのせるまでの3カ月間の奮闘ぶりを紹介しましょう。

「オレ、開業することにしたんだ」という同期の一言がすべての始まりでした……。
私は、腎臓を専門にする内科医、小原賢人40歳。
1年前、順京大学医学部の同期で、医局の同僚でもある横川一太から開業することを告げられた私は、なんだか先を越された気がして、妙に焦ってしまったことを覚えている。
なぜなら、それまでの私は、「一生、勤務医の方が楽だな……」と考えており、開業なんてまったくライフプランになかったからです。それなのに……。
「オレもそろそろかな~と思っているんだ」と思わず答えてしまったことで、「クリニック開業」に向けて突っ走ることになったのです。
あの日から私の生活は一変しました。
勤務医として働きながら、横川に紹介された開業コンサルタントが引いたレールに乗って、物件探しから、内装工事、医療器具の手配、銀行の融資などの難題をこなし、なんとか開業までこぎつけることができました。本当にあっという間の1年でした。
ところが、勢いでここまで来てしまったツケが、あと開業まで2カ月を切ったところでド~ンと回ってきたのです。 開業コンサルタントのおかげで、ハード面はなんとか体裁が整っていましたが、ソフト面がボロボロなことに気づいてしまいました。 「オレは今からリカバリーできるのか……」
ソフト面の遅れを取り戻すには
クリニックを開業するということは、医師であると同時、クリニックの経営者になるということです。つまり、採用からスタッフのシフト作りまで、すべてを自分で采配しなければ、何も先に進みません。
このことをすっかり忘れていた小原賢人医師は、果たしてこの遅れを取り戻すことができるのでしょうか。
開業時のスタートダッシュに失敗してしまったクリニックは、どのように遅れを取り戻し、経営を軌道にのせればいいのでしょうか。
小原医師の経験を通して考えていきます。
2019年4月 the医院開業事務局