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開業前の知識クリニックの新入スタッフ戦力化のポイント
the医院開業サイトの新入スタッフ戦力化のポイント解説。新入スタッフにまずは最初に伝えるべき大切な5つのポイントがあります。せっかく採用したスタッフが気持ちよく実力を発揮してもらえるよう知っておいてほしい事項です。
新入スタッフの戦力化について
- せっかく採用したスタッフもコミュニケーション不足や仕事に関する説明不足により
- 思っていた仕事内容と違う
- 聞いていた仕事内容と違う
- そうなるとモチベーションが下がるだけではなく、ひどいケースになると周囲のスタッフへ悪影響をまき散らすこともあります。
- そうなってしまわないよう、お互いに大切なことは最初のうちに確認し合うことがとても大切です。
- 以下に新入スタッフ戦力化のための5つのポイントをご説明します。
新入スタッフ戦力化の5つのポイント
1.クリニックの診療方針を伝える
クリニックの理念や治療方針、地域医療への取り組みなどを伝えて下さい。
クリニックで医療従事者としてモチベーションを高く持って働いてもらうために、先生の考え方や理念に共感していただくことは非常に大切なことです。
2.担当する業務内容等を丁寧に説明する
- 先生からすれば「やって当たり前」と思うことでも、人によって認識は様々です。
- また、同じ看護業務や医療事務業務でも、スタッフがそれまでに働いてきたクリニックとやり方が違っていることもあります。
- クリニックの業務内容や分担、業務フローについて書面にし、説明しておくと誤解やお互いの齟齬がなくなります。
3.スタッフの就業体制を周知する
- 試用期間はいつまでなのか、診療開始前のカルテや機材等の準備時間は早出残業に当たるのか(その時間も含めた始業時刻なのか、※法的には労働時間となりますが)、残業時間の取扱いや申請方法など、必ず書面にしてスタッフに伝えましょう。 この点は非常にトラブルが多い部分ですので、これらを就業規則に記載し、しっかりと周知することが大切です。
4.就業上のルールや遵守事項を規定し伝える
- 挨拶や報告・連絡・相談、身だしなみといった社会人としての遵守事項から秘密漏えい禁止や兼業禁止、セクハラ・パワハラの禁止といった禁止事項といったスタッフに守ってほしいルールをまとめておきましょう。
- この点も就業規則に規定するようにした方がより徹底されます。
5.給与の体系についてしっかりと伝える
- 基本給や諸手当の金額を雇用契約書として文書で通知するのは当然ですが、昇給や賞与、退職金の有無についてもきちんと伝えておきましょう。
- 特に後者3つは、通常はクリニックに実施義務はありませんので、業績が良ければするが、それは必ずしも約束されたものではないことをきちんと理解してもらいましょう。
入職時に渡すものともらうものを整理
- 入職時、つまり初めが肝心です。
- 雇用契約書の締結などの法令を遵守することはもちろん、入職後のリスク管理のために誓約書や身元保証書なども提出していただくようにしましょう。
- 以下にクリニックとして主に入職時に新入スタッフに渡すもの、スタッフより提出いただくものをまとめました。
- 是非参考にされてください。
-
<クリニックより渡すもの>
- 雇用契約書
- 入退館やロッカーの鍵
- 制服
-
<本人よりもらうもの>
- 誓約書
- 身元保証書
- 健康診断書
- 基礎年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 扶養控除等申告書
- 源泉徴収票
- マイナンバー
- 通勤経路申告書
- 給与振込口座通知書
- 上記は一例であり、クリニックの事情により異なります。
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