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患者・スタッフ・家族...
開業医をめぐるそれぞれの本音とは?

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患者さんの本音―先生が変わってもそのまま受診を続けた理由

河合さん(仮名)70歳の場合


ご家族全員が、同じ内科に通っている河合さん。
30年以上診てもらっていた医師から他の医師に経営が替わり1年経った今、患者さんは増えているそうです。

先生が変わって1年経ちますが、患者さんは増えていると思います。

評判を聞きつけた人が試しに診察を受けてみて、そのまま通院をするというケースが多いようです。

この前も、他の医者に通っていたはずの友人にばったり待合室で会って、どうしたのかと聞いたら、「隣の家の人が、いい先生だって何度も言うから、ためしに来てみたのよ。
そうしたら、説明もわかりやすいし、ほんとうにいい先生なので、そのままこっちに来ることにしちゃった」と言っていました。

イメージ

「先生のいいところ」ですか。
そうですね・・・今度の先生はパソコンがお得意なようで、病気について説明したプリントをご自分でたくさん作っていらっしゃいます。

嫁が花粉症で通院したときは、花粉症のプリントをもらってきましたし、孫が風邪をひいたときも、蕁麻疹になったときもプリントをもらってきました。
その時期に流行しているものや、患者さんが多いものなど、いろいろ用意しているみたいです。

新型インフルエンザについても、ニュースになりだした頃から、少しずついろいろな情報をまとめたものを配ってくださっています。

こういうものって、字が小さくて年寄りには読みにくいものが多いのだけど、先生が作ったものは、大き字で読みやすいし、内容もわかりやすいんですよ。 おかげで、その紙を見ながら家族で健康の話をすることが増えました。 予防への関心も高まり、孫に「ほら、インフルエンザにならないように、うがいして」なんて、声をかけることも多くなりました。

あとは、最近は小さいお子さんを連れたお母さんが増えたと思います。

テレビは以前の先生のときからあったんですけど、前はNHKの番組ばかり流れていましたが、新しい先生になったときに、テレビがいま風の薄いものに変わって、お子さんが好きなキャラクターが出てくる映画をいつも流すようになりました。

お子さん向けのおもちゃも、木製のものなど、良質なものが置いてあるようになって、絵本も増えました。

この前、待合室でお隣になった若いお母さんも、「私の体調が悪くて病院に行きたくても、子ども連れだとなかなか・・・。待ちくたびれて泣き出し、他の患者さんにご迷惑をかけると思うと、市販の薬と気合で治すしかなかったんです。

でも子どももここなら待てるようです。
テレビや絵本も楽しみだし、うちにはないおもちゃがあるのもいいみたいです。

友達に教えてもらったんですよ。
ちょっと遠いのでどうしようか迷ったのですけど、来てよかったです」って言っていました。

どうやら、先生のことがご近所の評判になっているみたいです。

最初に先生にお会いしたときは、不安でいっぱいでしたが、とても良い先生で安心しました。

若い先生の経営に変わったことで、運営や設備が見直されて、患者さんも若い人が増えましたし、この先ずっとみていただけると思うと、いまはホッしています。

経営者が変わるのも、とてもいいことですね。

ある受療行動調査によると、
「医療機関を選ぶ際の情報源は?」という問い対し、回答者の7割が「参考にしたものがある」と答えており、参考にしたものは「家族・友人・知人からの情報」が約7割と一番多いことがわかっています。

インターネット環境が整い、医療機能情報公表制度が整備されたとはいえ、現状は「口コミによる情報が何より強い」ということのようです。

次回からは看護師や事務など医院のスタッフから見た「本音」をお届けします。

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