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広告ではなくPRを!クリニックの価値を高めるための戦略法

クリニック経営で一番大切なことは継続です。
院長が看板となり、クリニックの価値を高める上手なPR方法とは

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クリニックが生き残っていくのは大変な時代


クリニックの価値を高めるための戦略法

隣りは2時間待ちの耳鼻科なのに……

E医師は、内科一般、循環器内科のクリニックを開業しました。
勤務先では、循環器の中でも、とくに高血圧症を専門にしていたE医師でしたが、ホームページではそれを大きく紹介するでもなく、特徴のないクリニックでした。
とはいえ駅前の医療モールですから、開業後、そこそこ患者さんはやって来ました。ところが、なかなか1日30人を超えることがなかったのです。

一方、同時期に開業した隣の耳鼻咽喉科は、先生の人柄と丁寧な診療から、半年を過ぎるころから口コミで患者さんが増え、2時間待ちは当たり前のクリニックとなっていました。
それに比べて、E医師のクリニックは、いつも待たずに診療を受けられる状態です。

コンサルタントからは、「早いうちに1日40人を達成してください」と言われていたのに、1年後の来院患者は1日平均20~25人、3年後にいたっては、10~20人にまで減ってしまいました。
次第に焦りを感じ始めたE医師は、健康保険組合の協力医、市の健診指定医など、患者さんを呼べることは何でも始めましたが、患者さんの増加にはつながらなかったのです。

いっこうに上向かない状況に、E医師は恥を忍んでF医師に連絡、実情を説明しました。話を聞いたF医師から言われたことは、なんと、開業コンサルタントが言っていたことと同じでした。
「キャリアの棚卸をやって、自分の強みを見つけないと。それがクリニックの強み、差別化につながるんだから。君なら高血圧症専門医としてのキャリアを活かさなきゃ!」

E医師は、開業3年経って、やっとキャリアの棚卸を行い、高血圧症の専門医としての10年のキャリアを活かそうと考え始めたのです。

特徴、強みのないクリニックが生き残っていくのは、本当に厳しい時代になっています。
クリニックを開業することは、院長が看板になることです。
だからこそ、医師としてのキャリアの棚卸をしっかり行い、医師になったときの志をもう一度確認し、しっかりとクリニック&院長自身のブランディングをしていく。
こうした、一見遠回りにみえることを地道に行うことが、実は成功へのいちばんの近道となるのです。

(エディター・キャリアコンサルタント:内田朋恵)

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