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クリニック経営を左右する失敗しないスタッフ採用のコツ

人材不足と言われる中、よいスタッフ採用するには?
最高の診療ができる環境にするための、人材確保のコツとは。

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どのように決める?看護師、事務員の比率


先生のパフォーマンスが最大に発揮されれば、クリニックの経営は上手くいきます。 そこで、最高の診療をするために、自分にとって必要なスタッフはだれか。 それを確認することから始めましょう。

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必要なのは看護師か事務員か

勤務医時代には、あまり意識することはなかったかもしれませんが、クリニックの経営者になるならば、自分の診療スタイルを把握しておく必要があります。
なぜならば、診療スタイルによって必要なスタッフが違うからです。
そこで、クリニックでどんな診療がしたいか、これまでの自分の診療スタイルを踏まえてシミュレーションをしてみてください。
そして、自分が診療に集中できる環境を整えるために必要なのは、優秀な看護師か? それとも優秀な事務員か? じっくり考えてみてください。

まず自分の診療スタイルを振り返ってみましょう。
これまで看護師に多くを任せて診療してきたなら、そのスタイルを変えることはストレスになるでしょう。それはつまり、優秀な看護師が必要になるということです。

看護師不足の昨今、自身の勤務先から気心の知れた看護師をスカウトできるなら、それも一つの方法ですが、その場合、正社員で、かつ、それなりの報酬を用意する必要があります。
新たに募集をかける場合でも、報酬を世間の相場より高めに設定しなければ、経験豊富で優秀な看護師を雇うことは難しいのではないでしょうか。 一方、看護師に頼ることが少なく、なんでも自分でやってしまう診療スタイルであるなら、 優秀な事務&受付が雇用できれば、自分の仕事=診療に集中できるでしょう。
このように、診療スタイルによって必要なスタッフは違ってくることをまず理解してください。

正社員を雇うリスクとメリットを考える

次に考えなければならないのが、スタッフの雇用形態です。
クリニックの経営計画を立てる際、人件費にいくらまでかけるかは悩みどころです。優秀なスタッフを雇いたいなら、それなりの出費は覚悟しなければなりませんが、開業直後のクリニックでは、できるだけランニングコストは押さえたいものです。
そこで、正社員を何人雇えるか、パートを何人雇えるか、社会保険料はいくらまで支払えるか、税理士や開業コンサルタントとしっかり相談しましょう。
従業員が5人未満のクリニックなら、社会保険に加入する必要はありませんが、将来のことを考え、またいいスタッフを確保するために、あえて社会保険に加入するという選択肢もあります。

弾力的に働きやすいのは看護師? 事務職?

クリニックを開業するということは、あらゆるマニュアル――事務処理の方法も、看護師のローテーションも、何もかもをゼロから構築しなければなりません。それを考えると、院長の片腕となって業務をこなしてくれる優秀な事務員と看護師を、それぞれ一人ずつ正社員で雇用するのが理想でしょう。

とはいえ、開業開始から看護師も事務&受付も正社員で雇用するとなると、相当の覚悟が必要です。せめて一人は……と考えるなら、最初にお話しした診療スタイルを思い出して、自分に絶対に必要なスタッフは誰かを検討し、正社員とパート社員の比率を出しましょう。

どうしても正社員を雇えないという場合でも、いいスタッフを採用する方法はあります。たとえば、あえて子育て中や介護中の優秀な人材をフル活用して、短時間勤務でスタッフのやりくりをするのです。子育て中=リスクと考えるのではなく、子育て中の優秀な人をパートとして気軽に雇えると考えたらいかがでしょうか? さまざまな理由で短時間しか働けない優秀な人材は、まだまだま眠っているものです。

(エディター・キャリアコンサルタント:内田朋恵)

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